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【8月10日|初出店!高瀬の白井の実farmさん】

2014年08月05日

『わたしの先生とたかせぶどう』
今回初出店の白井の実ファームさんのリポートです。
みなさん、三豊市に行ったことがありますか?
自然がいっぱいで、美味しいものもいっぱい、人も優しくて素敵な地域です。
今回は三豊市の中でも、「高瀬町」という地区に取材に行ってきました。
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そんな高瀬町は、バブルの頃ぶどうが美味しくて有名であったことをご存じですか?
「たかせぶどう」は、昔からちょっとしたブランドでした。
お茶やぶどうの栽培する条件として水はけのよい土地であること、降水量があまり多くないこと、
日光の当たりやすい斜面に畑を作られることなどがあげられます。
高瀬町はこの条件を満たしているところが多く、栽培のしやすさからお茶やぶどうの有名どころとなったのですね。
白井さんにお話を伺ってきました。
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白井さんは現在ぶどうやみかん、ブロッコリーなどを栽培されており、
今回の取材では、高瀬町のおいしいぶどうについて詳しく教えていただきました。
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成長途中のぶどうはまだ緑色で、固いのですね!
ぶどうの栽培には、想像以上にたくさんの手間と努力が必要だということを知りました。
不規則に並ぶ幹で、機械を導入することも難しく、すべての作業が手作業だそう。
茎がぶどうの実を傷つけてしまうのでひねって茎が垂れ下がるようにする作業や、
粒を適当な量まで減らす、粒採り。
種無しぶどうにするためのジベレリン処理など、手間のかかる作業はまだまだあります。
しかし、そんなお仕事の内容を白井さんはとても楽しそうに語ってくださりました。
ぶどう栽培のことや、農業が本当に好きなのだなとわかる笑顔でした。
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そんな白井さんには、尊敬しているぶどう栽培の「先生」がおられました。
その先生とは、白井さんのおばあちゃんです^^
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優しくおちゃめなおばあちゃん。
もう20年以上ぶどう栽培されているそうです。
「ゆうきにはまだまだいろんなこと教えないとねえー。」と楽しそうに語っていただきました。
「ぶどうがどんどんおわれるけん、雨でも作業はやめれないねえ」と
穏やかさの中にあるストイックなお仕事魂みせていただきました。
おわれるという言葉はイコール育つという意味です。
おばあちゃんの純粋なさぬき弁がとても心地よく感じられました。
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お互いに家族の強い絆でつながれていることを感じました。
元々サラリーマンだった白井さんは、
お父さんがぶどう畑を野菜畑にし始めたことがきっかけで農家を志すようになったそうです。
「おばあちゃんのぶどう畑がなくなってしまう」そんなおばあちゃんへの愛が白井さんを突き動かしました。
おばあちゃんが、ぶどう栽培を始めたころに比べて、少しだけ寂れてしまった「たかせぶどう」のブランド。
もう一度盛り上がるために、知ってもらうことから始めたい。
と白井さんとおばあちゃんは口をそろえて言われていました。
農家さんと消費者の距離はもっと近くあるべき。
そのためにこれから先、体験型の観光農園にしてゆかれるそうです。
畑で、ぶどうを一房もいで、近くのcaféでデザートにしてもらう。
そんな一連のディナーコースができたらとても楽しいと思いませんか?
他にも香川県の農業でやりたいこと、たくさんの夢を持っている白井さん。
白井さんがさぬきマルシェに出店される際には、
みなさんぜひわくわくする夢を一緒に語り合ってみてくださいね♪
(text 伊藤桃香)
 
 

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