NEWSお知らせ
【建設業から始まったおいもづくり|さんわ農夢】
2014年11月27日
今回初出店の三豊市山本町のさんわ農夢(ノーム)さん。
焼き芋とお芋のペーストの販売を行います。
香川県の中でも農業が盛んな三豊で3年前に農業法人を立ち上げ、さつま芋の栽培を始めました。
取締役の大橋さん。
三和建設工業有限会社の代表でもあります。
大橋さんのお父さまが始めた建設業、発注量の低下もあり農業への参入を決めました。
なぜ農業だったのか?
「農業と建設業は密接に繋がっていて、かつて建設業が最盛期だった頃、
農家の人が出稼ぎとして建設業に携わり、そのまま建設業へ移っていった人も大勢いる。
農業の元気がなくなってしまった原因の1つはそれじゃないのかな、と私は思っています。
だから今度は逆に建設業から農業を盛り上げていく必要がある。そう確信して農業を始めました。」
建設業に携わっていたからこそできる、土づくりにもこだわりが。
昨今、増加している竹林。かつては日本人の生活に書かせない貴重な資源でしたが、
石油やプラスチックの登場などによりそれほど使用されなくなり、
また成長の早い竹林の管理ができなくなり、里山の問題にもなっています。
その竹をチップにし、休耕田の土と混ぜて作った土。
畑は地元の休耕田を使用し、このふわふわの土でさつま芋を休耕田で栽培しています。
「地元の人も高齢化で手が回らなくなった田んぼを使用しているので喜んでくれています。
ちゃんと利益も生み出して、地域の経済を回していく。
目指しているのは「まちづくり」の視点にたった農業です。」
作っているおいもは2種類。
安納芋(あんのういも)という真っ黄色な実が特徴の原種の「弘法の恵」。
焼くとクリームのようにねっとりとした食感で、じっくり焼くと糖度が40度前後にも!
紅はるかが原種の「夢の芋」。
うまみ成分が多く、麦芽糖というおだやかな丸みのある甘みが特徴の糖分が多く含まれたおいもです。
2種類とも、収穫後室温40度まで上げた室内で約1ヶ月キュアリング貯蔵してから保存されます。
一般的にさつまいもは掘り立てよりも貯蔵した方が美味しいとされています。
このキュアリング貯蔵をする事で、さつまいもの病原菌へ抵抗力が増し、
長く貯蔵する事でさつまいものデンプン質を糖に変え甘みを増していきます。
一度食べたら、わざわざお店まで買いに来る人がいるほどのあまーく、
旨味のある焼き芋。この機会にぜひぜひお試しくださいね!