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初出店|8月2日(日)Bettim Farm
2020年07月28日
香川県仲多度(なかたど)郡まんのう町から、貴重な「はざまいちじく」が登場します。丸ごと食べられてしまうほど柔らかい皮は、輸送で傷みやすいため、ほとんど流通されることがありませんでした。
プチプチとした食感と濃い上品な甘みが特徴
「はざまいちじく」の羽間(はざま)は、まんのう町にある地域の名称。土器川中流の左岸を含むこの地域は、水はけのよい肥沃な砂質の土壌、温暖な瀬戸内海気候と、いちじく栽培に適した好条件にめぐまれ、約150年前から栽培が続いています。
作られているのは蓬莱柿(ほうらいし)と呼ばれる、中国より日本に伝わったとされる品種で、西日本で定着しました。羽間で生産されているものが「はざまいちじく」。その上品な甘さが特徴です。
日当たりのよい開けた土地も、日光を好むいちじくの適地。
ほとんどが地元で消費され、中讃地区外の高松市内で出回ることはとても少ないいちじくです。
初出店の「Bettim Farm」 はこの「はざまいちじく」を中心に様々な青果の生産をしています。
「はざまいちじく」は市場価値が高いものの、現在、まんのう町地区の生産者は10軒程度と、高齢化と後継者不足が課題に。このいちじくを全国的に知られるブランドにしたいといいます。
写真右から、代表篠原仁一朗さんと元同僚で会社の立ち上げメンバーでもある野尻佑介さん。勤めていた会社の同僚や、高校の後輩などが想いに共感して集まり、2019年に設立した平均年齢25歳5名の会社。
「生まれ育った地元のいちじくが有名だなんて、正直、意識したこともなかった」
という代表の篠原仁一朗さん。イチジク畑を営んでいた曽祖父の葬儀をきっかけに、畑を引き継ぐことを決意。立ち上げ当初はこんなにも農業が楽しくなるとは思っていなかったそうだ。
「いざはじめてみると、県内外先のファーマーは、自分がイメージしていた農業に携わる人とは全然違って、とてもかっこよく憧れる生き方をしている人たちばかり。ただ物を売るという事ではなく、関わる人が幸せになる多くの可能性があるんじゃないかと」
はざまいちじく栽培の先駆者であり名人の白川訓弘さんはじめ、地元の師匠達に可愛がられその技術を学び伝承している。
はざまいちじくの栽培はデータ化されておらず、それぞれの畑の性質に合わせた経験が技術となっている。
「日本の農業の課題を体感していく中、農業をやりたい! という仲間を増やしていきたいと思うようになりました。ゆくゆくは農業に特化したコンサルタントのようなサポート事業も構想にあります。農業に特化したアパレルでの展開も予定しています。楽しくかっこよく、農業の仕事を伝え、発信することも目標のひとつです」。
8月2日のさぬきマルシェでは、いちじくジャムや、千両ナス、まんのう町でつくられたひまわり油も販売予定です。
収穫間近の千両ナスも販売予定。
HP https://city-ais.com
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