保多織
初代高松藩主・松平頼重公が命名した「保多織」は、丈夫な織物で「多年を保つ織物だ」という意味があります。藩政時代に生まれた織物で、当時から高松藩の秘法織りとして手厚く保護されてきました。心地よい肌触りと優雅な風合いが特徴的な保多織は、幕府への献上品として扱われ、上級武士しか着用が許されなかった高級織物。実に、明治維新に至るまでその技法は秘され、一般の使用も禁じられてきました。現代では、独特の風合いと、冬暖かく、夏涼しいという通気性と保温性を兼ね備えた織物として、多くの人に愛用されています。最近では、ゆっくりと心豊かに暮らすスローライフにもふさわしい逸品として、若い世代にも取り入れられています。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 高松市