讃岐提灯
「讃岐提灯」は、四国八十八ヶ所奉納提灯として生まれました。そのため、寺社特有の図柄や紋様が用いられ、極彩色に飾られた提灯が、今なお神社仏閣に飾られています。江戸時代初期の讃岐提灯の中には、病の治癒を祈願して作られた三重作りの「一本掛け提灯」があります。内側から龍神を描いた提灯を、経文を書いた提灯で包み、この外側には極彩色で彩られた提灯が隠すようにして覆い、仕上げています。これは縁起をかついで竹を切らずに、三重作りの提灯を製作するという高度な手法で作られています。また、この一本掛け提灯は、日本唯一のものと言われており、最近まで製作技法は秘伝にされていました。先人たちの技が集結した讃岐提灯は、現代にまで受け継がれています。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 高松市