かがわの県産品 KAGAWA PREFECTURAL PRODUCTS

さぬきの夢

さぬきの夢の写真

「さぬきの夢」は、香川県農業試験場がさぬきうどんのために開発した、香川県のオリジナル小麦品種の総称です。「地元の小麦でさぬきうどんをつくりたい、食べたい」といった県内うどん業界やうどん愛好家の熱い思いをうけて誕生した、さぬきうどんのための小麦です。

旬の時期
出回り時期 最盛期(旬の時期)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
主な産地
県内全域
  • さぬきうどんのために生まれた小麦。

    うどん文化が根付く讃岐でさぬきうどんのために生まれた小麦、それが「さぬきの夢」です。気候が温暖で雨の少ない香川県は元来、小麦の産地でしたが、作柄の不安定などから1960年代から外国産に押され栽培が急速に減少していました。そんな折、県内で作られた小麦でうどんを作りたいという強い思いが開発への一助となります。香川県で初めてのオリジナル品種となる「さぬきの夢2000」は、1992年に香川県農業試験場で交配が始まり、2000年に品種登録を出願するまで実に8年の歳月を費やしました。製麺試験でも、ASW(オーストラリア産小麦)と同水準の高い評価を得ています。

  • 「さぬきの夢」は2000から2009へ。

    農業試験場では、「さぬきの夢2000」の開発後も、それを上回る小麦新品種の開発に取り組んできました。そして、絞り込まれた2つの後継品種候補について、2009年に現地で大規模な試作を行い、栽培適性や工場段階での製粉・製麺適性、うどん店での試作や県民1,800人にも及び試食アンケート調査等を実施しました。その結果、生産性や製麺適性に優れ、うどん店や消費者アンケート調査等で評価が高かった1候補を後継品種として決定し、新たに「さぬきの夢2009」が誕生しました。
    香川県では、「さぬきの夢2000」から「さぬきの夢2009」へ2013年産から全面的に切り替わっています。「さぬきの夢」を使って作られるうどんは、コシのあるモチモチとした食感が最大の特徴で、表面はツルツル。懐かしい小麦の香りが食欲をそそります。

  • 「さぬきの夢こだわり店」「さぬきの夢応援店」続々。

    「さぬきの夢こだわり店」とは、年間を通じて「さぬきの夢」を100%使用したうどんを提供するうどん店のうち、めん・だし・サービスの3つの厳しい審査基準を満たした、いわばさぬきうどん業界の三つ星レストランとしてかがわ農産物流通消費推進協議会が認証しているうどん店です。
    「さぬきの夢応援店」とは、香川県内のうどん店のうち、原材料として香川県産小麦「さぬきの夢」(ブレンドを含む)の小麦粉を通年使用したうどんを提供し、「さぬきの夢」に関する情報発信に協力いただける店舗として、かがわ農産物流通消費推進協議会が認証しているうどん店です。
    「さぬきの夢」という品種名には、さぬきうどんに適する県独自の小麦を原料としたうどんをさらに広げ、少しでもたくさんの人に食べてもらいたいという夢が込められています。「さぬきの夢」が味わえるうどん店が次々と増えていくことで、そうした夢は1歩1歩確実に前進しています。

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