スズキ
スマートな体形と大きな口、銀白色から黒みの体色が特徴の「スズキ」。えらぶたやひれに鋭いトゲがあります。沿岸浅所や河口域から沖合まで広く回遊している魚です。出世魚のひとつで、成長とともにセイゴ、セイ、ハネ、スズキと名前が変わっていきます。また「シーバス」とも呼ばれている、ルアー釣りでも人気の魚です。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 備讃瀬戸
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スズキの食べ方で有名なのは「あらい」。そぎ切りにした白身を流水で洗い、氷水で締めることで身がより白く美しくなります。独特のクセと脂が強いスズキも、あらいをすることで余分な脂が取れ、身はプリプリ、コリコリとした食感になり、白身魚の旨味だけが口の中に広がります。また、塩焼き、煮付け、鍋ものなどの家庭料理はもちろん、フライ、バター焼き、ソテーにムニエルなど、洋食やフレンチでも登場し、幅広い調理法で楽しめます。夏には脂が乗って味わいがより深くなり、白身魚の中でも脂溶性ビタミンが多いので、栄養面でも魅力的な魚です。