かがわの県産品 KAGAWA PREFECTURAL PRODUCTS

タケノコメバル

タケノコメバルの写真

江戸時代に高松藩で編纂された衆鱗図で、すでにタケノコメバルと呼ばれていたことが分かります。この名前には、黄色みがかった体と褐色の帯・斑点が散らばる模様がタケノコの皮に似ているから、タケノコの時期に美味しい魚だからなどという由来があります。メバルの仲間では大型で細長い体形をしています。岩礁域や藻場などの比較的浅いところに生息する魚で昔はよく見られていた魚なのですが、1970年頃に漁獲量が激減、一時絶滅したのではとまで言われたこともある「幻の魚」なのです。現在では、種苗生産に取り組み、大量生産にも成功し、最近では放流や養殖も始まって、かつてのように漁獲量が復活する日も遠くはありません。

旬の時期
出回り時期 最盛期(旬の時期)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
主な産地
備讃瀬戸~播磨灘
  • 身はメバルよりしこしことした歯触り。味は淡白で煮付けや味噌汁に最適です。大きくなり40cmを超えることも。刺身も多くとれ、しっかりした身は薄造りにして食べるのが良い。ポン酢などで食べると、あっさりと上品な甘みが楽しめます。

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