サワラ
スマートな体に鋭い歯、鋭いヒレを特徴とする「サワラ」は、香川の春を代表する魚のひとつです。4~5月に瀬戸内海に入り産卵し、7月頃には再び外海に出ていきます。猛スピードで泳ぐサワラは、網にさしてつかまえる「流刺し網」という漁法で捕獲されています。これは江戸時代から続く、伝統的な漁法のひとつ。昔から香川の人々に愛され、郷土料理にも度々登場しています。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 備讃瀬戸
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香川にはサワラの押し抜きずし、長方形の大きなすし枠で作る押し寿司カンカンずしや、味噌漬け、白子やあらの味噌汁など様々な料理がありますが、やわらかくふわっとした白身の味わい、しつこくない旨みのある脂の風味は、どの料理でも楽しめます。また、香川の農家では、そら豆に実が入り、麦が熟れ始める頃、サワラ料理で親戚の人々を振る舞う「はるいお」という慣習があります。押し抜きずし、刺身、塩焼きなど、たくさんのサワラ料理が登場します。