サヨリ
長く伸びた下あごと細長い体形で海の表層を泳ぐのが特徴的な魚です。背は青緑色、腹は銀白色で、下あごの先端が紅色をしています。この色が鮮やかなほど鮮度がいいと言われています。サヨリの卵は直径2mm程度と、比較的大きく、海面を覆う「流れ藻」に卵を産みます。燧灘などでは漁の時、その流れ藻を目印に網を引くこともあります。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 燧灘、備讃瀬戸
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サヨリは白身魚の中でも上品な味で、身が透き通るように美しいと知られています。その美しさも一緒に楽しむことができる、身を細く切った「糸造り」という刺身もあります。塩焼き、酢の物、すまし汁、干物などにしても淡白でさっぱりとした味が楽しめます。鮮度落ちが早い魚ですが、新鮮なまま味わえるのも地元の特権です。