和三盆糖
綺麗でかわいいお菓子。優しい口溶けは、思わず口許がほころぶ幸せな味。
二百年の伝統を守り、職人の手で大切に仕上げられた讃岐技、それが和三盆糖です。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 東かがわ市
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和三盆糖の歴史
和三盆糖は江戸時代、8代将軍徳川吉宗が糖業を奨励する中から生まれました。享保の改革における特産物創生と財源確保を目的として、高松藩第5代藩主の松平頼恭が製糖を平賀源内に命じ、そののち向山周慶によって完成された産品です。完成までの道のりは決して簡単なものではありませんでした。当時砂糖は、沖縄と奄美大島でしかつくられていなかったため、良質な種きびが入手できませんでした。そんな状況を救ったのが、奄美大島からお遍路にきていた関良助。病で行き倒れたところを向山周慶に助けられ、その恩に報いるため、国外不出であった種きびを譲ったことから始まりました。しかし、その後も苦労は続き、気候や地形の関係で良質な黒砂糖には仕上がりませんでした。そこで考案されたのが、糖蜜を抜く方法です。このように苦労を重ね、和三盆糖の原型が出来上がりました。くせのない、結晶のやわらかい、あたたかい甘みの、それまでの砂糖にはなかった独特のうまみをもつ和三盆糖は、こうして誕生しました。
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和三盆糖の歴史
和三盆糖は砂糖きびづくりから始まります。讃岐和三盆糖に向いている砂糖きびは、香川県の引田を中心としたごく限られたエリアだけで作られています。そこで収穫された砂糖きびをもとに、白下糖がつくられます。白下糖づくりは、和三盆糖づくりのなかでも大変重要な位置をしめ、職人は白下糖をつくりあげる約1か月間は作業場にこもりきりになり、ほとんど人に会うこともありません。こうして白下糖が完成すると、今度は職人が、砂糖の結晶を研いで丸くして、それを押し船に入れて圧搾、糖蜜を抜いていきます。研ぎはかつては3日でしたが、今ではより繊細な味を引き出すため、5日間かけて行われます。「和三盆糖」という名前は、盆の上で3日間研ぐことからつけられた名称です。200年にわたる伝統の味は、この製法でしかつくることができません。今なお変わらぬこの手作業は、伝統の味をいつまでも作り続けるために欠かせないものなのです。このように長時間をかけて仕上げられた和三盆糖は、さまざまな木型によって季節の模様に形作られていきます。
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和三盆糖ができるまで お茶うけから広がる和三盆糖
季節の模様にかたどられた和三盆糖は、抹茶のお菓子として昔から親しまれてきました。しかし、和三盆の魅力はそれだけにとどまりません。煎茶やコーヒー、紅茶とも大変よく合います。香川県の格式の高いお店では、コーヒーに和三盆糖を入れるところもあります。また、和三盆糖はブランデーなどのお酒や、料理、お菓子づくりにも使えます。最近では、ケーキに和三盆糖を使用することも珍しくはなくなりました。和三盆ロールは、香川の新しい名物として定着しつつあります。砂糖きびの自然な甘さを大切にしてつくられている和三盆は、様々なものと相性がよく、素材の持ち味を十分に引き出してくれます。
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有限会社三谷製糖羽根さぬき本舗
(和三盆製造・販売)
香川県東かがわ市馬宿156-8
TEL.0879-33-2224 FAX.0879-33-5578
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株式会社かねすえ
(和洋菓子店/菓子類販売)
香川県高松市扇町1-24-36
TEL.087-851-5888 FAX.087-823-0766
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株式会社きさらぎ
(和洋菓子店/菓子類販売)
香川県丸亀市飯山町東坂元107番地3
TEL.0877-98-3394 FAX.0877-98-6286
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株式会社宗家くつわ堂
(和洋菓子店/菓子類販売)
香川県高松市兵庫町4-3
TEL.087-851-9280 FAX.087-851-9282
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株式会社ちきりや
(洋菓子店/菓子類販売)
高松市丸亀町4番地の7
TEL.087-813-2600 FAX.087-813-2601
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株式会社マルシン
(菓子類販売/麺類販売/加工品販売)
香川県木田郡三木町平木779番地1
TEL.087-898-8686 FAX.087-898-7851
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日和制作所(株式会社トリトトラ)
(和三盆販売)
香川県高松市藤塚町2丁目9-2広田ビル1階
TEL.087-805-7444 FAX.087-841-3997
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有限会社パイプライン
(肉類加工品販売)
香川県綾歌郡綾川町羽床下307-1
TEL.087-876-3354 FAX.087-876-4319
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有限会社パルテック
(化粧品販売)
香川県三豊市三野町大見甲2566番地1
TEL.0875-24-8228 FAX.0875-24-8227