瀬戸内海にも光があふれ、むくむくとわき上がる入道雲。讃岐の夏がやってきました。波穏やかな海は、ご家族でマリンレジャーを楽しむにはピッタリ海水浴場やヨットハーバーなどがあちこちにある香川県。瀬戸の海も讃岐の山も夏色に染まり、みなさんをお待ちしています。
太陽の海が待っている
緑の峠を越えると、キラキラ輝く青い海が目に飛び込んできます。沖の島影もまぶしく、心躍るまち、三豊市仁尾町です。今回は、海の町の代表として仁尾町エリアをご紹介します。かつて太陽博が開催されたこともあり、太陽が輝く海のまちとして知られる仁尾町は、西は瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)に面し、浦島伝説で知られる荘内半島の付け根に位置しています。遠浅の海には美しい砂浜が広がり、「父母(ちちぶ)ヶ浜海岸」や「サンビーチ」、「蔦島(つたじま)」などの理想的な海水浴場が待っています。
町の歴史は古く、縄文遺跡や弥生遺跡が残り、平安時代には京都の大きな神社の荘園となり、都の文化も伝わってきました。江戸時代の仁尾は、土佐藩主の参勤交代の港ともなり、「千石舟を見たけりゃ仁尾に行け」といわれるほど栄えました。そのため、立派な神社仏閣や商家の屋敷が残され、見応えのある歴史散歩も楽しめます。
豊中または三豊鳥坂インターより車で約20分。
JR詫間駅、観音寺駅から車で約10分。
仁尾観光の問い合わせ 三豊市仁尾支所 電話0875-82-5102
海の駅・仁尾マリーナ
海の町・仁尾には、海の駅にもなっている「仁尾マリーナ」があります。西日本でも有数の規模と設備を誇るマリーナで、海洋レジャー基地として、四国はもちろん、京阪神や九州方面からもご利用いただけます。夕日のスポットとしても知られ、夏の夜風も心地よくすぎていくマリーナ。バーベキューパーティーを開く設備も整っています。
ヨットやボートをお持ちの方はもちろん、クラブハウスのカフェ(月・火・水は休み)は、誰でも気軽に利用できますので、マリーナの船を眺めながらお茶やランチを楽しめます。また、ボート免許教室やリーズナブルにクルーズを楽しめるレンタルボートクラブのシステムもありますので、もっと身近に利用したい仁尾マリーナです。
仁尾漁協の朝とれ朝市
仁尾マリーナのすぐ隣は、仁尾漁港。燧灘の恵みが、毎日のように水揚げされます。春の初鯛からはじまり、夏のシーズンはシマダイ、マナガツオ、アジなど、そして燧灘のイリコ漁のシーズンが始まります。キラキラ輝くカタクチイワシが水揚げされ、上質のイリコへと加工され、冷蔵庫で保存されるので、仁尾に来れば一年中、良質のイリコが手に入るわけです。ここの漁港では、特に定置網の解禁時期に合わせ春(4月~7月)と秋(10月~12月)の第1、第3日曜日に朝市が開かれています。瀬戸内海の旬のものを手に入れたいのなら、ぜひお越しください。値段が決まっているものだけでなく、セリのように買う人が値段を決めるものもあるとのこと。お得に新鮮な魚介類を手に入れるチャンスです。
減塩、無添加、手作り「藤田水産」
仁尾漁港のすぐ近く、創業明治45年網元一筋漁師のお店「藤田水産」があります。ここでは、ニボシやチリメンをメインに定置網で揚がる魚など、加工品の販売を行っています。もちろん、水揚げしたばかりのものを、すぐに手作りで加工していますので、安全で味の良い品物ばかり。例えば、太刀魚やアジ、グチやサヨリの一夜干し、干しイカや干しエビ。スルメイカの加工品は、東京にある香川県のアンテナショップ「旬彩館」のレストランでも使われています。また手作りの佃煮も人気です。
昨年までは、海水と同じ濃度でしたが、最近は健康ブームもあり、塩分を控えめにしました。より素材の良さが引き立つ、減塩・無添加・自然食品の瀬戸の幸。防腐剤は使わず、仁尾酢を使った安全でまろやかな味が自慢です。ネット販売では、「渡海屋(とうかいや)」として知られています。新製品のするめいかのみりん丸干し「うまいか」もおいしいです。
車エビなら「仁尾興産」
仁尾漁港から、「はまかいどう」の愛称で呼ばれる県道21号線(丸亀詫間豊浜線)に向かいます。この道沿いにある「仁尾興産」は、現在、香川県で唯一“車エビ”の養殖をしているところ。大正8年に創立し、入浜式塩田で製塩業を行っていましたが、時代の流れの中で塩づくりを廃止、昭和48年に仁尾興産株式会社と社名を改め、車エビの養殖業を始めました。
現在、さまざまな事業を展開していますが、なかでも車エビの養殖は35年の歴史があり、活車エビの販売では全国にもその名が知られています。敷地内には4面、合計85000平方メートルの海水の養殖施設があり、年間の出荷量は、約100万尾。また近くの海で200万尾を放流しています。魚と違って、養殖と天然の味の差がなく、天然物は秋が旬となりますが、養殖はほぼ一年中出荷することができます。そこで、安全で活きの良い仁尾の車エビは、北海道から九州までデパートや量販店で販売されています。贈答用として、アワビやサザエ、伊勢エビなどのセット物も人気があるそうです。
もちろん、本社に立ち寄っても手に入れることができますが、前日の夜に籠を仕掛けて上げるので、前日までに予約が必要。また、車エビは高級品なので、形が崩れると出荷することができません。そこで、ここではなんと、車エビを100%使った「車えび煎餅」を作っています。活きたまま丸ごと一尾を、姿焼きにした逸品。添加物も使わず、生地は車エビのすり身にわずかな片栗粉と食塩のみで味付けしています。ほかではなかなか手に入りませんので、こちらもぜひご賞味ください。
仁尾城跡「覚城院」と「仁尾八朔人形まつり」
今度は、仁尾興産と仁尾郵便局の交差点を県道21号線に沿って詫間方面に入ります。この道沿いにあるのは、仁尾城跡といわれる「覚城院」。弘仁10年(819年)に、弘法大師により七宝山のふもとに創建されました。鐘楼は、桃山時代初期の建築様式で、国の重要文化財。また、ここは細川頼弘居城の仁尾城跡でもあり、天正7年3月3日に長曽我部元親により落城しました。そのため、仁尾ではひな祭りをせず、八朔(はっさく)の馬節句(旧暦8月1日)に男の子も女の子も一緒にお祝いをするようになったといいます。
この風習を受け継いで、平成10年(1998年)、仁尾のまちに30年ぶりに本格的な人形飾りが復活しました。店先や座敷に石や砂、草木などで箱庭風の舞台を作り、歴史上の人物や、おとぎ話の名場面を再現するという全国的に見ても珍しいおまつりは、平成14年度総務省所管の第7回ふるさとイベント大賞の最高賞も受賞。今年は9月13日(土)・14日(日)・15日(祝)に開催の予定です。おひなさまと五月の節句、そして馬節句が一度にやってきたような人形の祭典、ぜひ一度ごらんください。
張子虎(はりこのとら)「真鍋佳則さん」
覚城院のふもとには、人形の看板が見えます。「張子虎」の看板が上がるのは、真鍋佳則さんのお宅。佳則さんは、大正15年の寅年生まれで、現在82歳。若いときは銀行に勤めていましたが、長男は家を継ぐようにいわれ、仁尾に帰って父親の仕事であった張子虎づくりを始めました。昭和60年に、第一号の香川県伝統的工芸品に指定され、後に伝統工芸士の認定を受けました。真鍋さんの虎は、第46回の日本民芸公募展で賞を取ったり、国体や技能五輪の記念品になったり、香川の民芸品として大活躍してきました。
15cmから85cmの8種類があり、小さいものは高松・琴平・観音寺のキヨスクや牟礼にある道の駅「源平の里」でも手に入れることができます。以前は自宅の隣の人形工房で、ミニ虎の模様づけなどの体験指導をしていましたが、現在は八朔(はっさく)人形まつりなどで、自宅において体験教室を開いています。子どもさんの健やかな成長や家の繁栄、家族の長寿を願う贈り物としても喜ばれる張子虎。お土産におすすめです。
節句人形の製作所「まなべ人形店」
道を挟んですぐ前にあるのは「まなべ人形店」。主人の真鍋啓三さんは、平成18年に香川県の伝統工芸士に認定されました。この店は江戸時代後期に初代の藤吉さんが人形などの制作を始め、2代目宇太郎さんが明治27年(1894年)に三野豊田郡役所より人形卸(おろし)売の認可鑑札を受け販売を始め、その後、芳松さん、亀五郎さん、啓三さんと五代、約130年余の歴史があります。今も昔ながらの技法で、稲わらで胴体を作り、美しい金襴(きんらん)の衣装を着せて、ひな人形、八朔人形を作っています。
また、イベントの「八朔人形まつり」では、仁尾町独特の舞台飾りを、畳三畳ほどのスペースに家族三人(ご夫婦と息子さん)で工夫を凝らし、昨年は大国主命、それ以前は桃太郎の鬼退治や源平屋島の戦い、川中島の戦い、八岐大蛇(やまたのおろち)、児雷也など、いずれも子どもたちが喜ぶように、動物を使った場面を作り上げています。
お店では、ひな人形、市松人形、五月人形、馬、張り子の虎、羽子板、破魔弓など、それぞれの節句の前に展示してありますので、ぜひ一度のぞいてみてください。
仁尾ならではの元気な虎「三宅人形店」
仁尾の中心部から少し北に向かい、妙見山のふもとには、明治30年から張子虎を作り続けている「三宅人形店」があります。現在三代目で伝統工芸士である三宅修さんが、生地から完成までおよそ20日間かけて、26cmから95cmまで6種の張子虎を作っています。
三宅さんによると、仁尾は江戸時代から人形作りが盛んで、関西方面より多くの人形師が移り住み、いろいろな人形が作られてきたそうです。その中から張子虎が作られるようになり、当時の製法を受け継いで、昔ながらの張子虎が作られています。
勇ましい虎にちなんで、子どもさんの健やかな成長を祈り、「端午の節句」や「八朔まつり」の飾り物として、古くから愛用されてきた張子虎。首がゆらゆら揺れるユーモラスな玩具で、置物にしても飽きず、大きいものは子どもさんがまたがっても、びくともしない程丈夫にできているそうです。全国各地にある張子虎ですが、仁尾ならではの元気で温かい虎を味わってみませんか。
なつかしの町並み
覚城院のふもとから続く一帯には、歴史の家並みが続きます。路地を抜けて散策すれば、どこかなつかしい風景ばかり。「中の丁」と書いて、「なかんちょう」と呼ばれる商店街や寺町。ここには、江戸時代に藩のおふれを掲示した高札場があった辻の札場や、樹齢400年の「万寿はく」というカイズカイブキがある吉祥院などがあり、港町の歴史の足跡も訪ねて、そぞろ歩いていただきたいエリアです。
江戸から続く米酢「中橋造酢」
この一画で、ひときわ存在感のある焼杉をはった黒い蔵。これは、仁尾酢で有名な中橋造酢の醸造蔵です。寛保元年(1741年)に創業した中橋造酢は、269年の歴史があります。香川県での酢の醸造は、創業者の中橋仁右衛門が、米酢製造を始めたのが最初だといわれているそうです。江戸時代の仁尾は、良水に恵まれ、海上交通が盛んで、醸造業が繁栄しました。しかし、現在でも営業を続けているのは、田野屋の中橋造酢株式会社のみ。ここでは、100年以上使われている17~18石(約3.5kl)の大きな杉樽で、今なおじっくりと米酢を醸造しています。
そのため、仁尾酢は、ツンとした刺激臭がなく、まろやかで味わい深く、素材の味を引き立てます。体に良いと注目されているお酢。仁尾酢で、梅やイチジクなどを漬けて、健康ドリンクを作ってみませんか。また、瀬戸の小魚の三杯酢漬け、お寿司にもおすすめです。香川県内(主に西讃、中讃)のスーパー、酒屋、小売店に置いてありますが、中橋造酢のホームページやもちろん仁尾でも買えます。白壁の蔵造りの店舗(母屋でもある)は、蔵から北に向かい、境目の交差点をさらに北に入った広厳院というお寺の前にあります。
瀬戸のうまみを揚げる「さるし屋」
中橋造酢の蔵の前を南に進み、観音寺信金の東に位置する道沿いにあるのが「さるし屋」。東西に走る県道21号線と県道220号線に抜ける南北の道としては、蔵の前の一つ東を通る道です。看板を見ると、何のお店だろうと首をかしげますが、お昼時に通りかかると、たまらなくいいにおいが立ちこめています。ここは、新鮮な瀬戸の小魚を素材に、香川県でいう「天ぷら」を揚げています。地元でとれたグチ、エソなどの季節の小魚をすり身にした「じゃこ天」などの魚の練り製品を作っているのです。
大きな石臼のなかで練り上げられるすり身を、すくい上げて、一つ一つ手作業でトントントンと形を整えていきます。はかりで量ったわけでも、型に入れたわけでもないのに、きれいにそろった天ぷらたち。そのそばから、次々とおいしい音を立てながら、揚げられていきます。この揚げたてをいただくのが、また何ともいえないぜいたくですが、平日のお昼時限定。「さるし屋」の天ぷらは、仁尾の八百屋店や周辺のスーパーなどにあります。
甘く香ばしく温かい「三野製菓」
中橋造酢の蔵の前の道を、県道220号線を渡って、さらに南に向かうと道沿いに、「三野製菓」があります。戦後すぐの昭和21年ころに菓子づくりを始めたというこの店には、仁尾にちなんだお菓子がたくさんあります。仁尾太陽博にちなんだ白あんを包んだ焼き菓子の「太陽のまち」。赤あんを包んだものは、風光明媚な仁尾を表現した「海の幸・山の幸」。ここで、最近ブームになっているのが「おちらしあめ」。
戦後すぐに作ったお菓子の一つで、当時は飛ぶように売れていたそうですが、物がない時代に作り始めたので甘みが少なく、時とともに売れなくなってしまいました。ところが、健康志向にピッタリと町の行事で再び作ってみたところ、「なつかしい」「おいしいのでまた食べたい」という声が多く、改めて商品として出すことになりました。もちろん、平成の「おちらしあめ」は、甘みもちょうどよく、心癒やされる味わいで、次から次から欲しくなります。遠くからも買いに来る人が絶えないとか。ひとつ口に含んでみませんか。
仁尾発の天下の味「たこ判小前」
仁尾といえば、「たこ判」というほど有名になった小前のたこ判。その始まりは、店にやってくる中学生の発想で、大判焼きの型枠で、たこ焼きを作って欲しいというものでした。そのとき、値段も中学生が決めたそうなので、信じられないくらいボリュームがあって、さぬきうどんに匹敵するリーズナブルな食べ物。小麦粉を始め、卵も何もかもが値上げを続けている今、苦労の方が多いのではと心配になる値段です。焼き上がりをほおばれば、たっぷりのキャベツや天かすに極上のたこ、卵はなんと丸ごと入っています。この卵判やチーズ入り、もち入りなど13種類もあり、たこ焼きもおしいい小前です。
この店の名物は、このたこ判と大正12年生まれのトシ子おばあちゃん。今では、たこ判も食べたいけど、おばあちゃんの顔が見たいと、やってくる人も多いのです。おばあちゃんに元気の秘密を伺ったところ、「三食ちゃんと何でも食べて、よく動くこと」と教えてくれました。「たこ判小前」は仁尾支所の西側(海側)にあります。
100年続く海老せんべい「プリマーレはやしや」
今度は県道21号線を仁尾支所から観音寺方面に向かいます。「父母ヶ浜海水浴場」の隣、県道沿いに、結婚式場・宴会場として有名な「プリマーレはやしや」があります。ここは、明治時代から料亭として知られてきた歴史があり、100年以上も前から作り続けているという「海老せんべい」が隠れた名物。地元のエビジャコに米の粉をまぶして手焼きにするという、昔からの製法で、本物のエビが5~6尾も入っています。エビだけで作られているので、このままお吸い物に入れても、おいしく食べられます。
香港やロサンゼルスにも香川県の特産品として贈られたというこの海老せんべい。以前はすべてをここで作っていましたが、現在は親戚にあたる観音寺の店で焼き上げています。
ただし、買うのは、ここでしか手に入りません。また予約をすれば、父母ヶ浜海岸を望むお部屋などで、新鮮な海の幸を使った食事も楽しめます。隣には、地魚を中心にした総菜の店(日・祝日休み)もオープン。ここにも、海老せんべいが置いてありますので、お気軽にお立ち寄りください。
ビワもカフェもおすすめ「みかんの里」
県道21号線をさらに観音寺に向かうと、燧灘を見下ろす「みかんの里」があります。仁尾のミカンは、その昔から「曽保みかん」という名前で、甘いミカンとして知られてきました。そのアンテナショップ「みかんの里」では、季節の果物が産地価格で手に入ります。5月~6月半ばは甘夏があり、レモンもときどき出ています。
そして、例年5月20日ころから7月上旬ころまで、甘くておいしいビワが並びます。香川県は全国でも有数のビワの産地で、季節にはここ仁尾でも丘の一面にたくさんのビワが実っています。季節には袋をかけた様子が、花が咲いているように見えます。海が見える喫茶もあり、ランチタイムにもにぎわう「みかんの里」。忘れずお立ち寄りください。
うまみたっぷりの自然食品「大平水産」
「みかんの里」の先を曽保漁港の方に下りていくと「大平水産」があります。ここでは、燧灘自慢のカタクチイワシやイカナゴ、アジ、サバ、太刀魚などを販売しています。カルシウムたっぷりのニボシをはじめ、デビラやサヨリなどの干し物も人気で、佃煮やちりめんじゃこは手作り。お子様のおやつやおかずに、安心しておすすめできます。
有名なイリコ漁は、6月10日ころから9月の半ばころに行われ、水揚げされたばかりのカタクチイワシが、仁尾の太陽を浴びてうまみがぎゅっと詰まったイリコになります。シーズンには7.5キロのケースが1万ケースも出るとか。お中元やお歳暮にも大人気、大平水産の店頭やネットショップ「網元大将」でも買うことができます。3代目社長のご主人のほか奥様と二人の息子さんも一緒に働く大平水産。取材の日は、息子さんが懸命にマツイカをさばいていました。とてもステキなご一家なので、仁尾のおいしい海の幸を教えてもらいましょう。
一度は見たい、何度も見たい「仁尾竜まつり」
夏の仁尾は、なんといっても「仁尾竜まつり」が有名。わらで作った大きな竜(長さ35メートル、重さ3トン)が練り歩き、沿道の人々がバケツや桶で水をかけるという讃岐ならではの奇祭。不思議な連帯感と楽しさが満ちあふれ、夜が更けるまでみんなで盛り上がります。ぜひ、一度ごらんください。今年は、8月2日土曜日に開催予定です。