第6回 いりこ
梶 剛(かじつよし)
NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ
”いりこ”(カタクチイワシの煮干し)は、香川県ではうどんや味噌汁の出汁として親しまれています。
特に伊吹島を始めとした香川県産いりこは、身の柔らかさや味からいろんな料理に使えるのが特徴。
今回はリポーターの梶剛さんが、いりこ酒マイスターに挑戦!
ディープで美味しい県産いりこの世界を探ります。
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いりこ酒マイスターに挑戦!
炙ったいりこに熱燗を注ぎ、旨みを楽しむ“いりこ酒”。そのマイスター講習会にやってきたリポーターの梶剛さん。
まずは座学で漁の方法や「なぜ県産いりこの品質が高いのか?」などを座学で学びます。
香川県沖は瀬戸内海のほぼ中央にあり、いりこの好漁場。しかも漁場から加工場まで30~40分の短距離。鮮度が高いうちに加工できるので旨みを逃さないんですね。
また水深が浅いところのいりこを獲るので、外洋のいりこと違って、ふっくらと柔らかいのだとか。 -
いろいろありますいりこ料理
座学が終わったら、いよいよ“いりこ酒”の料理実習。
「他の産地のいりこと違って頭を残してOK(ハラワタだけ取る)」など、作り方も県産いりこならではのこだわりが。
熱燗を注ぐと、いい香りがふんわりと広がります。おつまみにはいりこの天ぷらやカルシウム豊富ないりこクッキーも登場。
県産いりこは身が柔らかくそのまま食べられるので、いろんな料理に使えるそうです。 -
いりこ加工場に潜入!
“いりこ酒マイスター”の称号をもらった梶さんは、つづいて丸亀市にあるいりこの加工場へ。
ここには香川県各地のいりこが集まって来ており、サイズ別に振り分けられて全国へと出荷されます。
箱詰め途中だった小さいサイズのいりこ(ちりめん)を試食させてもらった梶さん、「もっと堅いものと思っていた」と想像以上の柔らかさに驚いていました。 -
古代から愛されていたイワシ
加工場を案内していただいた香川県漁連の山本さんによると、「イワシは縄文時代から食べていたくらい、日本人に愛されてきた魚」。
そんなに古い歴史を持っているんですね。山本さんに見せてもらった最上級の“いりこ(カタクチイワシ)”は、サイズも大きくピカピカ。
普段見かけるイワシの煮干しとはまるで別の魚のよう。試食させてもらった梶さんも、その味わい深さに関心しきり。
お酒も飲んだし、いりこ料理もいっぱい食べた梶さん、これで次のリポートも意欲満タンですね。