第8回 サワラ
梶 剛(かじつよし)
NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ
魚偏に春と書いて”サワラ”。その名の通り、瀬戸内では春を告げる大切な魚です。
また香川県ではその昔、お嫁さんが田植え前に里帰りするときはお土産として
必ずサワラを持ち帰ったと言われるほど、暮らしに根ざした魚でもあります。
その初競りが行われると言うので、梶剛さんは早朝の高松中央卸市場へ!
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旬の魚が大集合!高松中央魚市場
朝5時すぎ、ようやく空が明るくなり始めた頃の高松中央卸売市場。
香川県のサワラ漁が解禁となり初競りが行われるということで、新聞社やテレビ局からたくさんの取材陣が。
梶さんも初めての卸売市場にワクワク。「すごい活気です!」。
地物の魚はもちろん、全国各地から集まった海の幸があちらこちらに。
そして、ズラリと並べられた初サワラを多くの人が取り囲んでいます。
どうやらいよいよ初競りが始まるようです。 -
サワラ漁解禁!初競りをリポート
独特のリズムで競り人の声が市場全体に響き渡り始めると、大きなサワラがどんどんと競り落とされていきます。
あまりのスピードに梶さんも唖然。魚市場の方に聞くと、最盛期では1日で千を超えるサワラが競りにかけられることもあるとか。
「サワラを刺身で食べるんは香川県だけやねぇ」。
地元ならではのおいしい食べ方を教わった梶さん。
今度は、高松市内の“さぬきダイニング”認定店『福』へ向かいました。 -
さぬきダイニングでサワラを堪能
やってきたのは高松市藤塚町にある日本料理店『季節料理・お弁当 福』。
お店には初競りで手に入れたばかりのサワラが到着していました。
ご主人によると、サワラはこれから6月くらいまでが食べ頃だとか。
「ぜひ食べてみたいです!」。
見事なサワラに、梶さんの期待もヒートアップ! -
刺身で楽しむのは香川県ならでは
店主の木村さんに料理してもらったのは、定番の刺身の他、香川県産野菜を使った焼き物とイリコ出汁の鍋。
サワラの刺身は初めてという梶さんは、その独特の食感にびっくり!「柔らかいですね~」。
鮮度が良くないとできない刺身は、まさに地元ならではの味。
春野菜との相性ぴったりの焼き物、イリコ風味がやさしい鍋とサワラを心ゆくまで堪能した梶さんでした。