第19回 ミニティアラ
梶 剛(かじつよし)
NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ
気候が温暖で年間日照時間も長い香川県は、古くから花の産地として有名。
その香川県が開発したオリジナル品種”ミニティアラ”を今回はリポート。
でも梶さん、”ミニティアラ”が何か知らないようです。大丈夫かな?
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昭和43年からオリジナル品種を育成
香川県農業試験場にやってきた梶さんは、応対していただいた主任研究員の瀬尾さんにさっそくインタビュー。
「“ミニティアラ”って何ですか?」。“ミニティアラ”はこの試験場で育成され、数年前に品種登録されたばかりのカーネーション。
さらに香川県は昭和40年代からオリジナル品種のカーネーションを育成していたと聴いて、梶さんはびっくり!
“ミニティアラ”はナデシコの野生種などさまざまな品種を交配し、何年もかけて開発されたそうです。 -
王冠のような形の“ミニティアラ”
「小さな花にも、いろんな人の努力が詰まってるんやなぁ」。
開発時のお話を伺った後、ついに“ミニティアラ”とご対面。「色とか形とか、これは女性が喜ぶわぁ。でも普段見るカーネーションと、全然違いますねぇ」。“ミニティアラ”は剣のような尖った花びらと、小ぶりなサイズが特長。
小さな王冠のように見えることからこの名前が付けられました。すでに市場デビューしている“ミニティアラ”、今度は栽培農家を訪ねることに。 -
見渡す限り、カーネーション!
梶さんがやってきたのは高松市塩江町にある『香花園』。
広大な敷地に大きな温室がズラリと並んでいます。なんとここでは“ミニティアラ”をはじめ、いろんなカーネーションが年間50万本以上も出荷されているとか。
またここではカーネーションを地面に直接植えず、“ベンチ”と呼ばれる専用棚で栽培。これは香川県でよく見られる栽培法で、カーネーションを病害虫から守るための工夫。
「品種だけやなくて、栽培法も研究されてるんやねぇ」。 -
フラワーアレンジにお薦め!
平成20年頃から市場デビューしていた“ミニティアラ”は、最近になってようやくお花屋さんにも認知されてきたそうです。
「東京や大阪などを中心に、だんだん出荷エリアが広がっています。形に特長があるので、フラワーアレンジに使われることが多いみたいですね」。
“ミニティアラ”は1年を通じて市場に出回っていますが、特にお薦めなのがやはり母の日。
「これもらったらきっと喜びますよ。僕も贈ろうかな?」。かわいい花に囲まれて、ご満悦の梶さんでした。