LOVEさぬきさんリポート LOVE SANUKISAN REPORT

第40回 手袋

地域からニッポンを元気にする、よしもとの一大プロジェクト“あなたの町に住みますプロジェクト”。香川の住みます芸人“梶剛”さんが県産品をレポートしてくれます。

リポーター

うどんのように太く長く愛される芸人を目指しています!これからの梶剛に乞うご期待!

梶 剛(かじつよし)

NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ

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明治時代より手袋の町として栄えてきたの東かがわ市。
この地域の生産量は、なんと全国生産量の約90%を占めます。
今回は、東かがわ市を訪れ、手袋の歴史や製造工程などをリポート。
梶さん、手袋をプレゼントされてテンション上がっています!

  • 東かがわ産の魅力は、優れた品質。

    梶さんがやって来たのは、日本手袋工業組合の手袋資料館。JR讃岐白鳥駅から徒歩10分ほど、東かがわ市役所のすぐ近くに位置しています。出迎えていただいたのは、手袋資料館の事務局長である大原さん。館内に入ってみると、様々な手袋が展示されています。「種類がたくさんありますが、東かがわ市ですべてつくっているんですか?」と、梶さんが早速質問。「そうです。防寒用やファッション用、スポーツ用と、手袋と言われているものはほぼつくっています。国内生産量は日本一。世界的に見ても、トップ規模の産地であろうと自負しています。東かがわ市産の特長は、何と言っても優れた品質です」と、大原さん。梶さん、その魅力に興味津々です。

  • 数多くの有名アスリートの手袋も生産。

    「え!これもつくっているんですか?」ビックリした梶さんの眼差しの先には、有名アスリートのスポーツ用手袋が。フェシング世界選手権金メダリストの太田選手、プロ野球の金本元選手などの手袋が並びます。大原さんに「これはほんの一部です。メジャーリーガーやプロゴルファーなどの製品もつくっているんですよ」と教えていただいて、さらに驚いた様子。東かがわ市の手袋製造の技術が支持されている証です。東かがわ市が手袋王国として発展した始まりは、1888年に両児 舜礼(フタゴシュンレイ)によるメリヤス手袋の製造と言われています。その後、手袋会社が設立され、第一次世界大戦特需で産業としての基盤が確立。多くの先人の努力により、現在も全国的なシェアを維持し続けています。

  • 革製品は、とにかく水に注意。

    手袋資料館には、アウトレットのお店も併設しています。手袋の生産で培った縫製技術を生かしてカバンや財布などもつくり、手袋だけではなく、様々な革製品を売っています。「クオリティーが高いものを安く提供しているので人気なんです。梶さん、好きな手袋を選んでください。プレゼントしますよ!」「いいんですか?ありがとうございます!」うれしいサプライズに、梶さん、満面の笑顔。「革製品ですから、水には注意してくださいね。もし濡れた場合は、水気をすぐとって陰干しする。ポイントは水気をとってから形を整えること。大事にしたぶんだけ長く使えます」と、大原さんから取り扱いのアドバイスも一緒にいただきました。

  • 細部までこだわり、手作業で製造。

    続いてサンエース(株)四国のtumugu工房に訪れ、製造現場を見学。工程は裁断、縫製、仕上げの3つに分けられます。それぞれのポイントを、案内役の岡田さんに教えていただきました。「材料によって伸び縮みが違うので、それに合わせて裁断。縫製では、裁断された型を組み合わせて縫います。大量生産は行わず、作業は人の手で行っています。機械任せでは細かな作業はできないので。また縫製では、性能が良い日本製ミシンを使っています」。そして、いよいよ仕上げ。「お客様にきれいな状態でお届けする、お化粧のようなものが仕上げ。形を整えたり、袋に入れたり、これも手作業です」と、岡田さん。丁寧にこだわってつくる手袋の奥深さに、すっかり魅せられた梶さんでした。

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