LOVEさぬきさんリポート LOVE SANUKISAN REPORT

第45回 三豊なす

地域からニッポンを元気にする、よしもとの一大プロジェクト“あなたの町に住みますプロジェクト”。香川の住みます芸人“梶剛”さんが県産品をレポートしてくれます。

リポーター

うどんのように太く長く愛される芸人を目指しています!これからの梶剛に乞うご期待!

梶 剛(かじつよし)

NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ

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三豊なすは、香川県外にはほとんど出荷されません。香川で味わえる、希少な県産品の一つなんです。
今回のリポートでは、三豊なすを使った、さまざまな料理が登場。
梶さんの地元でもある三豊市からお届けします!

  • 朝鮮半島からやってきた、西讃の名産。

    すっかり暑くなった7月、三豊なすは収穫シーズンを迎えます。梶さん、旬の美味を求め、収穫現場にやってきました。案内していただいたのは、三豊なす研究会・副会長の堀江さん。「三豊市で、他のなすと違う種類をつくるようになったきっかけは何ですか?」と、梶さんが早速、質問を投げかけます。「昭和初期に朝鮮半島へ出向いた三豊市の農家が、おいしいなすを見つけて種を持ち帰ったのが始まりです」と堀江さん。特徴として皮がやわらかくて傷付きやすく、日持ちが短いので、育てる人も多くなく、出荷も広域まで至りませんでした。そのため、三豊市をはじめとする西讃エリアの名産となったのです。

  • 手間暇かけて育った、丸々と大きな三豊なす。

    「それにしても大きいですね!」と、畑で丸々と大きくなった三豊なすを手に取り、梶さんが目を丸くします。重さは300~600gほどで、全国各地でよく売られている水ナスや千両ナスの約3倍。しかし、ここまで育てるには手間暇がかかります。たとえば、日当たりと風通しを良くするために、古い枝葉は摘み取りますが、実が大きいぶんだけ枝葉も大きいので、その作業は大変です。「手塩にかけて育てたぶん、今年もおいしいものができました。召しあがっていただければわかると思います」と堀江さんにすすめられて、いよいよお待ちかねの実食です。

  • とろける食感、ジューシーな味わいが魅力。

    料理の担当は、三豊なす研究会・婦人部のみなさま。厚めに輪切りにした三豊なすを、油を敷いたフライパンで焼いています。香ばしく焼き上がったら、ポン酢と生姜で味付けして、なすのステーキのできあがり。梶さん、早速いただいてみると、「分厚いのに、やわらかい!ジューシーな味わいですね!」と絶賛。皮が薄くてとろけるような食感があり、糖度が高いという三豊なすの魅力を存分に生かした料理です。さらに、焼肉のタレで味付けしたものが登場。口に入れると、「コクがあって、こちらもおいしいですね!」と笑みがこぼれます。

  • 夏バテ解消に、三豊なすを。

    続いては、言わずと知れたポピュラーな料理、なすの浅漬け。3時間ほど漬けたものです。「さっぱりして、暑い時期にいいですね!」と梶さん。シメは、レモン汁で味付けした、なすのスイーツです。「まるでフルーツ!なすと言われなければ、どんな食材か、わからないかも!?」糖度が高い三豊なすだからこその逸品です。またなすは体を冷やす作用があり、夏バテ解消に役立つと言われています。旬のものは体にいいんですね。「生産者の私たちも三豊なす、大好き。多くの方に召し上がっていただきたいです」と婦人部のみなさま。今まで知らなかった三豊なすの魅力を味わい、すっかりトリコになった梶さんでした。

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