第52回 マーガレット
梶 剛(かじつよし)
NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ
マーガレットの花言葉は「真実の愛」。
贈り物にもピッタリで、さまざまな魅力が。
梶さんが、可憐に迫ります。
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全国に誇る、三豊市のマーガレット
やってきたのは県内有数の産地、三豊市。巨大なビニールハウスで生産者のJA香川県三豊マーガレット部会長の辻さんにお話しを伺います。マーガレットの原産地は、大西洋のカナリア諸島。17世紀にヨーロッパへ、日本へは大正時代に伝わり、その後、静岡の伊豆半島などで栽培されるようになりました。香川県では昭和30年頃に、ここ三豊市の荘内半島で栽培がスタート。いまでは全国1位の生産量を誇るほどに。「全国の切り花シェアとしても、60%を超えています」という辻さんに 梶さん驚愕。今年の目標出荷量は、250万本、面積でいうと約5ヘクタール、東京ドーム約1個分の広さになります。「東京ドーム1個分かぁ」、その多さに想像も付かない梶さんでした。
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マーガレットと香川県三豊市は相性バッチリ
香川県では当初、屋外の畑で栽培する露地栽培が中心でしたが、1年を通じて安定した出荷ができるように、近年はビニールハウスでの栽培に変化しました。マーガレットは、水や肥料を与えすぎると水揚げなど、品質が下がってしまうため、三豊のマーガレットは、地面から土(根)を離してハンモック状の場所に隔離した状態で苗を植えることにより、かん水をコントロールしています。辻さんにさらに栽培条件を伺うと、「温度管理が大切で、夏は涼しく、冬はあたたかい海風が吹く、温暖な気候がいいんです」。この言葉に梶さん、ピンときた様子… 「ちょっと、待ってください…まさに、香川県が適してるってことですね!」。なんと梶探偵が、名推理を披露してくれました。
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王室にも、愛された花
香川県では、「在来」と呼ばれる白色の品種が中心。ピンク色や黄色の品種も少量ですが栽培しています。出荷時期は、11月から5月の7ヶ月間。長年、育て続けた辻さんにマーガレットの魅力を伺うと、「とても気品があって凜としているイメージの花で、イギリスのマーガレット王女など、ヨーロッパの王室の名前にもなっています。1輪差しで飾るならマーガレットよりいい花はありません!」と力説。「すごいなぁ…」、梶さんもマーガレットの魅力に釘付けです。
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受験のお守りとしても最適
最後に梶さんは、マーガレットのフラワーアレンジメントに挑戦! 同じ三豊市にあるFlower Station NIINAにやって来ました。オーナーの関さんに、ご指導いただきながら、アレンジメントを体験。「マーガレットは、1輪だと凛として美しく、群生だと可愛らしさが引き立ちます」、奇しくも辻さんと同じ言葉が関さんからも。花言葉は『真実の愛』、バレンタインにもピッタリで、『花びらが落ちない』ことから、受験のお守りとしても人気だそう。そして、フラワーアレンジメントにもうれしい魅力、花持ちがいいという利点も。「ホントに、いいとこばっかりですね!」と、マーガレットを挿しながら少女のようなやさしい表情になる梶さんでした。