第55回 びわ
梶 剛(かじつよし)
NSC大阪校22期生
2005年ムーディ勝山と“勝山梶”結成
2008年ABCお笑い新人グランプリ新人賞
2010年ピン芸人“梶剛”として活動
出身地:香川県三豊市 1981年3月28日生まれ
香川県ではさまざまな「びわ」の品種が栽培されています。
平成30年の2月には「さぬき讃フルーツ」に「なつたより」という品種が新しく認定されました。
採れたての初夏の実りを梶さんがリポートします!
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生産量はトップレベル!
夏を感じさせる、サンサンとした青空のもと、梶さんがやってきたのはびわの果樹園。青々とした葉っぱの間から、鮮やかなオレンジの実が顔を出しています。さっそく生産者の湯谷さんにお話を伺います。「今、まさに旬ですよ!」とご紹介いただいたのは、今年から『さぬき讃フルーツ』に登録された『なつたより』という品種。旬は5月下旬から6月上旬。他にも『茂木』『田中』『陽玉』などのさまざまな品種をつくられているそうです。香川県の『びわ』の生産量は全国で3位、栽培面積が4位とトップクラスの生産量を誇ります。
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脇役から主役へ
栽培されるきっかけは、みかんを西風から守るための防風林としての脇役からでした。しかし、徐々に関東や関西に出荷されるようになり、今では全国有数の産地となりました。また、おいしいびわをお届けするため、収穫の時期は1分1秒も無駄にできないと、忙しい毎日を過ごしている湯谷さん。「今年は天候に恵まれ、味も大変好評です」とのうれしいお返事に、梶さんもう待ちきれません!
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夏にピッタリ!爽やかな甘み
これから出荷される『びわ』が漂わせる、爽やかな香りに誘われてやってきたのは、香川県農業協同組合高松市西部かんきつ共撰場。「うわぁ!大きい!」担当の土居さんがご用意してくださったのは、『なつたより』。さっそく今朝の採れたてのフレッシュな実を、勢いよくカプッ。肉厚な果肉から果汁が溢れ出てきます。「甘い!後味スッキリのさっぱりした甘さですね」柔らかく、ジューシーで、上品な甘さたっぷりの『なつたより』に梶さんも大満足。
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安定した品質を保つため、みんなで協力!
香川の『びわ』が高品質なのは、生産者と香川県農業協同組合のみなさんで協力して品質管理をしているから。例えば、品質を均一に保つため、定期的に生産者向けの講習会を開き、出荷された『びわ』もひとつひとつ丁寧に検品しています。その中でも、『さぬき讃フルーツ』として集荷される『なつたより』は、平均糖度12.0度以上、リンゴ酸0.3%以下という厳しい基準を満たした選ばれしフルーツです。「みんながレベルアップできるように、これからもがんばります!」生産者を支える土居さんの思いもお聞きすることができ、胸が熱くなる梶さんでした。